昭和3年(1928)1月4日、埼玉県生まれ。本名・勝一(かついち)。
昭和19年(1944)、旧海軍甲種飛行予科練性に志願。土浦海軍航空隊に入隊。翌年、終戦のため、8月18日にサイパン島に強制着陸してB29を撃破するという任務を解かれ、「105特別攻撃隊」は横須賀通信隊に戻り、解散。
帰還軍人として日本大学農学部予科1年に特別編入し、転部を経て、日本大学法学部政経学科を卒業。
産経新聞社に入社し、浦和支局、千葉支局、東京本社婦人部の記者として13年間勤務後、特殊法人埼玉県住宅供給公社に転職。同公社業務部長の時、後進に道を譲るため定年1年前に退職。
仕事の傍ら、小説や詩などの文学作品の執筆に精力的に取り組み、昭和44年(1969)には小説『空葬』で第1回埼玉文学賞小説部門の準賞を受賞する。日本現代詩人会会員、大宮詩人会会員、文芸同人誌『風姿』同人。
小説『空人』は自身初の映画化作品となる。
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